ポスティングの協会がある

ポスティングの協会がある

ポスティングの協会がある ポスティングは行為そのものを規制する法律が無く、投函する物や方法、目的次第では消費者にとって迷惑な存在になる可能性があります。そのため、ポスティング業界では協会を組織し、投函ルールや自主規制の内容を定めることによって、信頼獲得と業界の地位向上をはかっています。

現在、この協会の活動は安全性評価制度事業と管理責任者制度事業の2つが大きな柱です。前者は、発注者が安全にポスティング業者と取引ができるように、各事業者の安全性や信頼度を客観的に審査し、高評価を得た者に認定マークを与える事業で、既に多くの法人が認定マークを取得しています。後者は、指定の講習を修了した管理担当者に資格を与える制度を創設・運用することによって、ポスティング業務の品質向上と発注者や社会からの信頼の獲得を目指す事業です。制度は創設されたばかりで試行錯誤が繰り返されており、今後は受講者のさらなる質の向上につなげる目的で資格に初級・中級・上級などといった等級が設けられる予定となっています。

ポスティングサービスとメール便の違いについて

ポスティングサービスとメール便の違いについて ポスティングは広告宣伝手法の1つで、チラシなどの配布物を住宅やオフィスなどのポストに直接投函することをいいます。通常はサービス事業者が登録制でスタッフを確保し、依頼に応じて1部いくらという出来高制で作業を行わせます。
ポスティングとよく似たサービスにメール便がありますが、こちらは郵便制度を利用したダイレクトメールとほぼ同じものです。チラシやカタログなどを入れた封筒あるいは配布物そのものに宛名シールを貼り、その宛先のポストに投函します。宅配便業者が、そのサービス網を活用して事業を展開しています。

ポスティングがエリアなどを指定して配布を行うのに対し、メール便は住所単位、世帯単位にまで投函先を細かく指定できるという特色があります。そのため、特定の相手にピンポイントで配布したい時に利用されます。一方、ポスティングの場合は特定の商店の徒歩圏内にくまなく開店の告知をしたいといった、網羅的な宣伝に向いています。